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継手(つぎて)のはなし

こんにちは、明和建築部のFKです。

桜の開花情報がテレビで取り上げられ、日中は汗ばむ日も増えてきました。

いよいよ春到来ですね。

建築現場にとっても非常に作業しやすい気候となりましたが

本日は継手(つぎて)について少しお話をしてみます。

家を建てる時、

土台や梁桁など水平に掛け渡される部材(横架材といいます)

の接合部分のことを継手といいます。

材料先端の形が違うのが分かりますか?

どちらも引っ張る力に対して強度をもたせるようにこのような形になっています。

写真左は『あり継手』、右は『鎌継手』といい、

材の箇所によって継手の形も変わります。

 

あり継手は主に土台に使用されます。

 

こちらの『鎌継手』も土台のほか、梁や桁、母屋や棟木に使用されます。

あり継手よりも強度があります。

この継手、現在は工場で機械が加工して現場に搬入されることが主流ですが、

昔は手刻みといって、大工さんが手作業で加工していました。

最新の住宅も、このような日本独自の伝統工法が下支えしているんですね。

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